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入門 現代の国際金融―検証 経済危機と為替制度
白井 早由里
東洋経済新報社 刊
発売日 2002-03
現代的問題意識を軸にした国際金融のテキスト 2003-12-31
IMFに長年勤務した著者が、慶応藤沢キャンパスで行ってきた講義をまとめたテキストブック。類書と比較して本書の特長は、書名からも分かるように、近年頻発している通貨危機とそれに伴う金融危機の状況把握に重点を置いていることである。この問題について本としてまとまった形で扱われているものは他にはないようなので、その意味では重宝するが、東アジア諸国についての記述が中心であり、中南米、ロシア、トルコの危機については触れられておらず、ややバランスに欠ける感が否めない。東アジア諸国とは異なり、それらの国々では、政府の恒常的赤字財政が問題とされており、同じタイプの危機として捉えるのは妥当ではないので、教育的配慮の意味も込めて、是非ともバランスある記述が欲しかった。ただ、その点以外では、目配せが効いていると思うので良い本であると思う。既に何らかの形で、国際金融のマクロ経済学を学習済みの人は、通貨危機・金融危機に焦点を置いた第6章「さまざまな為替制度」から読み進めていくことができるであろう。他方、授業等で国際金融を勉強している学部生は、講義と並行して最初から丁寧に読んでいくと力がつく。
教科書としては使いづらい 2003-07-31
最近の通貨危機に関するトピックを多く取り入れた、国際金融の教科書。前半は、オーソドックスな国際金融の理論を説明しながら、後半で為替制度と通貨危機について論じている。前半については、説明がやや言葉不足で、他の教科書と比べて使いづらい。また、後半については、最近の議論をフォローした教科書は少ないので重宝しているが、アジア危機後のツイン・クライシス・タイプのモデルや、伝染モデルについては、あまり言及していない。むしろ、著者自らがADBなどで研究された成果である、国際収支危機という観点からの、あまり目新しくない論点の説明が多すぎる感が否めないのが残念である。
さらに詳しい情報はコチラ≫
白井 早由里
東洋経済新報社 刊
発売日 2002-03
現代的問題意識を軸にした国際金融のテキスト 2003-12-31
IMFに長年勤務した著者が、慶応藤沢キャンパスで行ってきた講義をまとめたテキストブック。類書と比較して本書の特長は、書名からも分かるように、近年頻発している通貨危機とそれに伴う金融危機の状況把握に重点を置いていることである。この問題について本としてまとまった形で扱われているものは他にはないようなので、その意味では重宝するが、東アジア諸国についての記述が中心であり、中南米、ロシア、トルコの危機については触れられておらず、ややバランスに欠ける感が否めない。東アジア諸国とは異なり、それらの国々では、政府の恒常的赤字財政が問題とされており、同じタイプの危機として捉えるのは妥当ではないので、教育的配慮の意味も込めて、是非ともバランスある記述が欲しかった。ただ、その点以外では、目配せが効いていると思うので良い本であると思う。既に何らかの形で、国際金融のマクロ経済学を学習済みの人は、通貨危機・金融危機に焦点を置いた第6章「さまざまな為替制度」から読み進めていくことができるであろう。他方、授業等で国際金融を勉強している学部生は、講義と並行して最初から丁寧に読んでいくと力がつく。
教科書としては使いづらい 2003-07-31
最近の通貨危機に関するトピックを多く取り入れた、国際金融の教科書。前半は、オーソドックスな国際金融の理論を説明しながら、後半で為替制度と通貨危機について論じている。前半については、説明がやや言葉不足で、他の教科書と比べて使いづらい。また、後半については、最近の議論をフォローした教科書は少ないので重宝しているが、アジア危機後のツイン・クライシス・タイプのモデルや、伝染モデルについては、あまり言及していない。むしろ、著者自らがADBなどで研究された成果である、国際収支危機という観点からの、あまり目新しくない論点の説明が多すぎる感が否めないのが残念である。
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